この記事の要点
- 編集担当を決め、全員が閲覧用の同じ進行を見る
- 遅延時は原因と調整箇所を分けて判断する
- LIVE表示、通信、電源を開場前に確認する
タイムキーパーの役割は、時計を見ることだけではありません。現在の進行、残り時間、次の開始予定を整理し、出演者とスタッフが同じ情報を見られる状態を保つ仕事です。
進行表とタイムテーブルの違い
呼び方は現場によって違いますが、実務では役割が分かれます。
| 主な読み手 | 書く内容 | |
|---|---|---|
| タイムテーブル | 出演者・来場者 | 誰が何時から何時までか |
| 進行表 | 運営スタッフ | 上記に加えて、転換、影アナ、照明・音響の合図、担当者 |
進行表は「時間割」ではなく「当日の作業指示書」です。GIGDECKのタイムテーブルは出演枠と時刻の管理が中心なので、転換や担当者は枠名やメモに書き込むか、詳細な指示は別紙に分けて運用します。時刻の再計算と共有が必要な部分だけをアプリに任せる形が扱いやすいです。
開場前に決める役割
最初に、タイムテーブルを編集する担当者を決めます。複数人が同時に判断すると、誰の変更が正しいのか分からなくなります。
- 編集担当:順番や持ち時間を変更する
- ブース担当:現在の残り時間を確認する
- 連絡担当:出演者や各セクションへ変更を伝える
- 閲覧スタッフ:AUDIENCE LINKで最新進行を確認する
少人数運営では一人が複数の役割を兼ねても構いませんが、編集の最終判断者だけは明確にします。
開演前のセットアップ
本番端末でLIVE表示を開き、次を確認します。
- イベント名と開催日が正しい
- 現在時刻とイベントのタイムゾーンが合っている
- 最初の出演者と開始時刻が正しい
- 文字サイズと画面の明るさが会場に合う
- 通信と充電が安定している
Wake Lockを使う場合は設定から有効にし、実際に画面が維持されるか試します。端末やブラウザの制限があるため、スリープ設定も合わせて確認してください。
開演後に見る情報
本番中は、次の3点を優先します。
- 現在の出演者と残り時間
- 次の出演者が準備できているか
- 全体の終了予定に対する遅れ・余裕
細かい情報を増やしすぎると確認が遅れます。ブースにはLIVE表示、編集担当には編集画面というように、役割に合った画面を使います。
遅延が発生したとき
遅延を見つけたら、先に原因を分類します。
現在の枠だけ延長する
DJのセットを延長する場合は持ち時間を変更します。後続の時刻は再計算されるため、全体の終了予定を確認してから保存します。
出演順を入れ替える
次の出演者が間に合わない場合は、カードをドラッグして順番を変更します。入れ替え後の開始時刻と、各出演者への連絡を確認します。
転換時間を調整する
機材トラブルや転換の遅れは、出演枠とは別に記録すると原因が分かりやすくなります。短縮できる枠を主催者と相談し、一方的に演奏時間を削らないようにします。
変更を共有する
GIGDECKでは、オンライン時に編集内容が閲覧画面へ反映されます。ただし、反映されたことと、出演者が変更を理解したことは別です。重要な変更は口頭や連絡ツールでも伝えてください。
来場者向けに公開している場合も、AUDIENCE LINKは同じ変更を表示します。編集権限は含まれません。
終演後に残すメモ
次回の改善につながるよう、実際の開始・終了、遅延理由、通信や端末の問題を記録します。タイムテーブルそのものだけでなく、「どこで判断に時間がかかったか」を残すと運用を改善できます。
よくある質問
- 進行表とタイムテーブルは何が違いますか?
- タイムテーブルは出演者と時間の一覧、進行表は転換・アナウンス・照明合図など、当日誰が何をするかまで含めたものです。GIGDECKでは転換やショータイムも1つの枠として扱えます。
- タイムキーパーは誰が担当すべきですか?
- 編集できる人を1人に決め、他のスタッフは同じ閲覧用リンクを見る形にするのが最も混乱しません。編集者が変わるときは口頭で明示的に引き継ぎます。
- 進行が遅れたときはどうしますか?
- 遅延の原因と、時間を削る場所は分けて判断します。どの枠を短くするかを主催者が決めてから、タイムテーブル側を1回だけ直すと全員の画面に同じ内容が反映されます。
- スタッフ全員に変更を伝えるには?
- 閲覧用リンクを開いたままにしてもらえば、オンラインの端末には変更が反映されます。重要な変更は口頭やチャットでも一言添えてください。
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